夏油傑のモチーフ国民保険説

先日、国民健康保険の口座振替が始まったハガキが届いたんですよ。

ようやくある程度の収入が入るようになって、扶養から外れるということで。

そのなかの、7割ほど減額されてますが月々1,700円くらいかかりますよ~
みたいな文面を見て思ったんですが、

税金もそうですけど、保険料とかってなにかと敵視されがちじゃないですか。

少なくとも喜んで納めてる人ってそうそう見ないですよね。
だいたいは保険料高すぎだろみたいな感じでぶつくさと文句を言ってます。


でも…それってどうなのとふと思ったわけです。


たしかにふだん病気しないひとからすれば家計の敵ではあります。

しかし思い返してみると、納付の始まる20歳までは味方だったわけじゃないですか。
国民保険のおかげでやすく治療が受けられたわけなので。

なのに皆大人になった途端にその恩を忘れ、いや助けられていたことを認識すらせず
国民保険を憎むわけです。

これって国民保険の立場からすれば裏切り行為じゃないですか。


たぶん、国民保険は泣いてると思います。

いや表面上は淡々としているんですけど、心で泣くわけです。
穴の開いた胸に手を当て、涙のかわりにぽろぽろとひとりごちます。

国民保険「二十歳になるまで君のことをずっと守ってきたのに」

国民保険「大人になった君はすっかり忘れてしまって、僕のことを憎むんだね」

国民保険「大人になるということが、こうも残酷だとは思わなかった」

国民保険「僕が君たちを支えてきた意味は?」

国民保険「憎まれ、敵視されるために育て上げるというの?」

国民保険「冗談じゃない」

国民保険「君たちが裏切るというのなら、僕もそれに応えよう」

って言って闇堕ちして、
戦闘力という名の保険料が100倍になって正真正銘の敵として
襲ってきますよね、漫画だったら。

だからあの夏油傑とか、仙水忍のモチーフって国民保険だと思うんですよね。

もうこの闇堕ちする展開がまったく同じだから。

作中で二人とも、
大切に守ってきた行いをしているところを目の当たりにして
「人間=守るべきもの」という価値観が反転して人間たちを皆殺しにしてしまうんですよ。


だから将来、保険料が爆増して家計を圧殺しにきたら
原因はもしかしなくとも政治です。

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©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
© 2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会
©芥見下々/集英社
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